あらすじ

大都市のはずれの工場地帯。うらぶれたサーカスの一座が、工場を経営する会社から立ち退きを迫られている。そこへ道化師のジョジョが持ち帰って来たのは、製品の宣伝をするサーカスとして会社と専属の契約を結ぶ、という悪くない話。ただし、知恵遅れの少女、エリを追い出すことが条件だった。3年前、同じ会社の起こした公害でひどく汚染された地域でエリに出会ったことを思い出し、黙り込む団員たち。――悩む団員たちの心のうちなど知らず、エリはいつものようにジョジョにおはなしをねだる。


「つくりばなし…あたしたちが出てくるの。エリも、ジョジョも、皆も出てくるの。」
ジョジョのアコーディオンの音色と共に始まったおとぎ話の世界。
夜が明けた時、彼らは何を感じ、何を選択するのか…